悪の経典 読了

今日も暑い一日。外にいると、髪が熱い。触るとわかる。髪の熱が頭蓋骨の中へと伝わっていく前に、髪を冷ますといいことに気が付いた。濡れた髪をタオルで乾かすような動作で、髪を手でぱさぱさとやると、冷える。これで、熱中症対策になるはずだ。髪は頭を守ってくれる。力学的衝撃および熱から。人体とは、うまくできているものだ。

人体。腑に落ちない点がある。髪の毛は、ハサミという道具を使って切らなければ、延々と伸び続ける。こんなことがあっていいのだろうか。もし、人間がハサミを発明する程度の知能がなかったら、人類は、みな貞子になる。

このブログを毎日更新し続けて、これで何十回目になるだろう。50 回目くらいだろうか。毎日、日が傾くと、ブログのことを意識し、書かねば、という、宿題感を覚える。書きたいことがある日や、長文が書けそうなネタがあれば、やすやすとこなせるのだが、何もない日は、搾り出して書かなければならない。

白米と煙草の補充を行った。暑い中、自転車をこぎ、汗だくであった。

今日は水曜日だ。いつもなら、惡の華の更新がされているはずだが、今日はなかった。やっぱりな。先週の回で終わりだったのだ。全くオチてなかったので、半信半疑だったのだが。また一つ、数少ない楽しみが減ってしまった。

移動中に読んでいた小説、悪の経典を読み終えた。分厚い文庫本で、上下巻ある。特に上巻がおもしろかった。並の作家なら、退屈な描写になってしまいがちな、なんてことのないストーリーの流れに、飽きさせない工夫がこれでもかといわんばかりに散りばめられている。最初から最後まで、夢中になって読むことができた。

ただし、下巻の途中から、個性的なキャラクターたちを活かしきれてないように感じた。人を殺したり、死んだりする作品では、いかに、おもしろい殺しのプロセスを描くか、いかに、興味深い死に方をするかが、最重要要素である。その点が、惜しかった。

後半の物語の展開は、全く別の作者の、バトルロワイアルという小説に似ている。思い出補正かもしれないが、バトロワでは、その点が優れていて、いくら人が死のうが、食傷せずに読み進めることができた。その死に方や、殺し方、アクションシーン、心理描写、そこに至るまでの過程を含めて、ユニークなものばかりで、食い入って物語を追わざるを得なかった。

とはいえ。悪の教典の上巻は、最近、初めて読んだ小説の中では、飛び抜けておもしろかった。必読である。

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