CD 感想 (Cocco 他)

昨日、中古 CD アルバムを買った。聴いた感想を書く。

B-DASH - ぽ

まずは、B-DASH の「ぽ」というアルバム。中古屋での品定めは、いつも決まって、背表紙を次々に眺めて、アーティスト名にピンときたら、手に取り、期待できそうであれば、購入することにしている。

このアーティスト名にピンときて、連想したものは、トンガリキッズB-DASH という曲である。そして、何を思ったのか、これをトンガリキッズのアルバムだと思い込んで買った。

家に帰って、PC で再生したら、コーラス感たっぷりのエレキギターのイントロが始まった。テクノやハウス寄りの電子音楽グループが、こういう音で攻めてきたか、と、意表を突かれ、わくわくしながら聴いていたら、聞き覚えのないボーカルが歌い始めた。その瞬間、これがトンガリキッズの作品ではないことを悟った。

だがしかし、自分の好みとは丸っきり違うということはなく、パンクやスカ寄りの、爽快なサウンドが心地好い。歌詞は、日本語でも英語でも、それ以外の国の言語でもない。メッセージなど込めずに、言葉を話せない幼児のように、音を並べて、メロディを奏でているのだ。新鮮だ。その詩で、得られるものは何もないけど、クソみたいなノロケソングで胸糞悪くすることもないところが優れている。

Cocco - サングローズ

次は、Cocco の「サングローズ」というアルバム。この CD も、上記と同じく、勘違いで購入した。UA だと思い込んでしまったのだ。UA といえば、レゲエのイメージがあり、それを期待していたのだった。が、人違いである。

しかし、この歌手は、凄い。歌声を聴いていると、心の奥深くにある空洞が刺激されているように感じる。歌詞の内容も相まって、決して癒すことのできない、生きているということの空虚さが心に浮かんでくる。人間が感じうる、最も深い悲しみのようなものを感じる。それでいて、それは苦痛ではない。静かでひんやりとした森の中に、平穏な気持ちでいるかような心地よさがある。この感覚は、一種のカタルシスだろう。

暗い曲も明るい曲も入っている。サウンドは、しっかりしている。工夫が散りばめられていて、かっこいい。がしかし、どの曲においても、その歌声は、心地好い悲しみを聞き手に与えてくれる。

m-flo - ASTROMANTIC

次は、m-flo の「ASTROMANTIC」というアルバム。このグループのアルバムは 1st, 2nd ともに、最近入手済みで、何度も聴いた。

このアルバムのほぼ全ての曲は YouTube の公式チャンネルでアップされており、一通り聴いたので、わざわざ CD を買う必要はなかったわけだが、しかし、本来の音質で聴いておきたかったのである。

m-flo はどうして、毎回、かっこいい曲しかつくらないのだろう。感心するしかない。どういう頭の構造をしていれば、あんなに引き出しの多いサウンドを何曲も完成させられるのか。どの曲も、互いに似ていない。同じアーティストがつくった音楽とは思えないくらいに、バラエティ豊かである。器用すぎる。世界中の色んなジャンルの音楽を吸収して、見事に自分のものにして昇華しているように思う。天才だ。

polyABC - homing pigeon

最後は、polyABC の「homing pigeon」というアルバム。昔、merric という曲を試聴して、あまりのかっこよさにしびれた。イントロが数秒で終わり、ガラッとビートが変化してボーカルが駆け抜ける。メロディはキャッチーで楽しく、耳に残る。

突然、演奏が終わるような曲が入っている。同じビートを何小節か繰り返して、きれいにトニック終止するだろうという予想を裏切り、急に途中で終わるのである。まるで、だらだらと伸ばすな、甘えるな、という、自戒のメッセージに感じる。

こういった、音楽の急展開は、自分も昔は DTM で多用していた。なぜかというと、同じビートを繰り返すというのが無駄に感じていたからだ。他の人がつくったテクノなどは、ふつうに鑑賞していたのだが、自分がつくるとなると、ファイルサイズの無駄を意識してしまうのである。

このバンドも、そういった、無駄を嫌う意識があるのかもしれない。あるいは、シャイなのか。

おわり

と、いうわけで。以上が、4 作品への感想である。

まだ、しっかり感想を書けるほど、聴きこんでいない。聴きこむにしても、今は、それほど音楽に対して貪欲でないので、タイミングがよくない。

関係ない話だが、今日、歯科に行く予定をすっぽかしてしまった。完全にド忘れしていたのだ。もったいない。せっかく予約をしていたのに。

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