「Windows のシャットダウン」ダイアログへのショートカット

Windows 8 にはスタートボタンがなく、シャットダウンするための UI は、チャームバー内に存在する。

チャームバーは、画面の右上隅か、右下隅にカーソルを合わせることで、半ば出現する。ここで問題がある。たとえば、最大化したウィンドウの閉じるボタンにカーソルを合わせる途中、行きすぎて、チャームバーが出現してしまうことがある。この問題を起こさないために、Skip Metro Suite で当該ホットコーナーを無効にした。

そのことにより、キーボードでなら、デスクトップにフォーカスを合わせた状態で Alt + F4 を入力して「Windows のシャットダウン」ダイアログを表示するか、Win + C でチャームバーを開くかすればよいのだが、カーソル操作だけではシャットダウンを行うことができなくなった。

そこで、「Windows のシャットダウン」ダイアログへのショートカットをつくり、スタート画面に表示することにした。Web で調べると、WSH でやる方法が見つかった。

以下の *.js を wscript.exe で実行すれば、「Windows のシャットダウン」ダイアログが開く。

WScript.CreateObject("Shell.Application").ShutdownWindows();

これのショートカットを C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs に放り込んだが、なぜかスタート画面には表示されなかった。右クリックメニューにも、「スタートにピン留め」という項目が表れないのだ。

そこで、ショートカットの内容を以下のように変更した。

wscript (パス)\(ファイル名).js

これによって、JS ファイルではなく、wscript.exe へのショートカットになる。アプリケーションならば、スタートにピン留めできるはずだ。

すると、期待通り、スタート画面に表示することができた。

こうして、カーソル操作だけで Windows のシャットダウンが行える環境が完成した。