Win 8 アカウント画像リセット

Windows 8 で ユーザー アカウント の画像をデフォルトの灰色人間アイコンに戻せない問題があった。が、解決方法が判明した。

方法

設定中のアカウント画像は C:\Users\Public\AccountPictures に入っているので、削除すればよい。そして、サインアウトすると、効果が表れる。

詳細

AccountPictures 内には、1 つ以上のフォルダがある。各フォルダには名前が付けられている。名前は、SID という形式のものだ。1 つの SID は、1 つのアカウントと対応している。

どのアカウントに、どの SID が割り当てられているかを調べる方法がある。コマンド プロンプト で wmic useraccount get name,sid を実行すると、アカウント名と SID の一覧が表示される。

AccountPictures 内にある、対象アカウントの SID が名付けられているフォルダを削除すれば、アカウント画像もろとも消える。フォルダにはセキュリティがかかっており、ただでは削除できない。そのため、たとえば、所有者を Everyone に変更後 Everyone にフルコントロールのアクセス許可を与えてから実行する必要がある。

削除できたら、Windows からサインアウトする。アカウント画像が、デフォルトの灰色人間アイコンに戻っていれば成功だ。

別の方法

上記のよう、ファイルを削除する方法の他に、レジストリのキーを削除するという方法もある。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\AccountPicture\Users 内に、名前が SID のキーがあるので、削除して、サインアウトするのだ。

このキーも、ただでは削除できないため、アクセス許可を変更してから行うとよい。

その他

先述ファイルを削除しても、上記レジストリ キーは削除されないし、その逆もまた然り。どちらか一方の削除を実施した場合、設定した画像の情報が、システム上に不完全に残ることになる。ファイルとレジストリ キーの両方を削除することで、解消できる。