Windows 8 PC に USB で Ubuntu

Windows 8 がプリインストールされている PC で Live USB 式の Ubuntu を起動させることに成功した。

この PC には UEFI というモノが入っている。これは、BIOS の代替となっているファームウェアであり、BIOS よりセキュアらしい。マルウェアによるブート汚染防止等のため、基本的には、Windows 8 しか動かないようになっているが、最近の Linux には、UEFI Secure Boot System なるものが組み込まれているらしく、そこをパスできるようになっているようだ。

仕組みは全く分からない。Linux OS 自体のバイナリの MD5 のようなものと、Microsoft や Linux Foundation しか知らない秘密のキーがあり、それら元に、謎の関数によって認証キーの生成が行われでもしているのだろうか。

今回、起動できた Ubuntu のバージョンは 12.04 で、イメージのファイル名が ubuntu-12.04.3-desktop-amd64.iso となっているものだ。そのファイルを Universal-USB-Installer-1.9.4.0 で USB フラッシュメモリに書き込み、PC を再起動すると、正常に Ubuntu が起動した。

まず、気になったのは、画面の明るさである。キーボードの輝度調節キーを押すと、設定 UI には数値が反映されるのだが、実際の画面の輝度が変化しなかった。Ubuntu 日本語フォーラム内を "輝度" で検索すると、良さそうな回答が載っていたが、試してはいない。

ドライブ一覧には、Windows がインストールされている NTFS パーティションが表示され、問題なくファイルの読み込みができた。マウント操作は必要なく、アイコンをダブルクリックするだけですんなり行うことができた。

音量調節アイコンをクリックすると、そこ経由でミュージックプレイヤーを開くことができた。WavPackOgg Vorbis のファイルは再生できたが、MP3 は再生できなかった。

サウンドデバイスの選択画面には、USB 接続オーディオインターフェース TASCAM US-122mkII が表示され、驚くべきことに、ドライバのインストールをしなくても機能した。