Win + I ↓↓↓↓↓↓ Enter

Windows 8 のデスクトップで、左上隅にカーソルを合わせると、起動中のストアアプリがあれば、そのサムネイルが表示される。クリックすると、画面が、デスクトップから、そのアプリに切り替わる。アプリ内で同じように画面左上隅をクリックすると、今度は、デスクトップにフォーカスが移る。

この機能は、基本的に無効にすることができない。Skip Metro Suite というサードパーティのソフトを使用することで、無効にした。

それはうまくいったのだが、ある日、Win + Tab までもが無効になってしまった。このキーの組み合わせによって発生するアクションは、古き Windows 時代から存在する Alt + Tab による、デスクトップアプリ切り替え機能と似ている。違いは、そこにストアアプリとスタート画面が混じる点だ。画面左上隅クリックが無効になり、かつ、Win + Tab までもが無効になってしまうと、起動中のストアアプリがあるのかないのか、あるならば、それは何か、が把握できなくなり、切り替えることができなくなるのである。

Skip Metro Suite で、画面左上隅クリック機能を無効にしないように設定し、再起動までしたが、依然として Win + Tab は効かず、なぜか、画面左上隅クリックまでもが無効になりっぱなしだった。サービス一覧を開き、実行中でないサービスの中に、ストアアプリ切り替えに影響しそうなものがないか探すも、見つからなかった。サービスの説明文に「WinRT アプリケーションのバックグラウンド処理の実行を調整します。」とあり、かなり影響してそうな 2 つのサービス: "Time Broker", "System Events Broker" は 2 つとも実行中だった。

ファイアウォールソフトが、ループバック 127.0.0.1 か何かへの通信を遮断してしまっており、そのせいで動作していないのかもしれないと仮定し、ファイアウォールを無効にしてみたが、良い変化は起こらなかった。

コントロールパネルも色々と探ってみたが、それらしい設定項目はなく、チャームバーからアクセスできる「PC 設定の変更」というストアアプリ内の設定項目を眺めていたら、「全般」ページに、「アプリを切り替えて使う」というスイッチがあり、それが「オフ」になっているのを発見した。