また「システム ファイル (.dll) を開こうとしています」が見たい

DLL (などの オペレーティング システム ファイル) について、アイコンや関連付けを元に戻す方法を以下に示す。

結論: レジストリ キー HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FileExts\.dll\UserChoice を削除する

環境: Windows 10

せつめい

DLL ファイルを開こうとすると、以下のようなダイアログが出る。

システム ファイル (.dll) を開こうとしています

これらのファイルはオペレーティング システムやいろいろなプログラムで使われています。これらを編集したり変更したりするとシステムに悪影響を与える可能性があります。

アプリを表示 ↓

[ OK ]

ここで、「アプリを表示」をクリックすると、アプリの一覧が表示され、アプリを選択後、「常にこのアプリを使って .dll ファイルを開く」にチェックを入れて「OK」すると、DLL のアイコンはそのアプリのものとなり、そして二度とはこのダイアログを見ることができなくなってしまう。

そこで、レジストリ エディタ (regedit) を開き、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FileExts\.dll\UserChoice を削除することにより、関連付けが解除され、開こうとすると、再びダイアログを拝めるようになるのだ。

ただし、アイコンの表示については、キャッシュが効いていて、すぐには元に戻らない。DLL ファイルのプロパティを見てみると、内部的には元のアイコンに戻っていることが確認できるので安心しよう。

関連付けのここらへんの振る舞い・レジストリの仕様は、XP 時代からだいぶ変わっているようで、HKEY_CLASSES_ROOT\.dllHKEY_CLASSES_ROOT\dllfile の設定による影響を圧倒的に弱体化してしまうほど、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FileExts\.dll は強力なのである。