ドラッグ&ドロップ対応 EXE Explorer 1.4.3.0

あの EXE Explorer に version 1.4.3.0 が登場した。従来版 (1.4.2.0) ではできなかった、ドラッグアンドドロップによるファイル読み込みが可能になっている。

従来版では不可

f:id:ray0mg:20150818181552p:plain

従来版なら、当ソフトのウィンドウにファイルアイコンを持って行っても、受け付けてくれなかった。

最新版では可能

f:id:ray0mg:20150818181554p:plain

最新版なら、ドラッグ&ドロップで簡単に開くことができる。

もちろん、起動していない状態の当ソフトのファイルアイコンへのドロップにも対応している。つまり、コマンドライン上でファイル名を引数で渡して開くこともできるのだ。

今すぐダウンロード!

Windows 10 の Aspire V5 171 と US-122mkII

二年前 (2013-8-14) に「Aspire V5 171 と US-122mkII」という記事を書いた。今回は、Windows 10 をインストールした V5-171 と US-122mkII の動作報告を行う。

バグあり

二年前の記事には、Win8 で快適だと書かれているが、Win10 だとバグがある。すなわち…

  • スリープ復帰後に機能しなくなることがある
  • 動画が再生できなくなることがある

この 2 点だ。詳しく説明する。

スリープ復帰後に機能しない

まず「スリープ復帰後に機能しなくなることがある」についてだ。この現象はすなわち、スリープをしたあと、目覚めさせると、US-122mkII の MIDI IN ランプが赤く点灯しており、USB ランプが消灯している状態になる。デバイスマネージャ上では、再生デバイスとしても録音デバイスとしても存在が抹消されており、音が出ず、機能しなくなっている。

ただし、「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」上の「TASCAM US-122 MKII」は表示されている。しかし、平時とは異なり、黄色い三角△印の中にエクスクラメーションマーク!が描かれたアイコンが付加されていて、「プロパティ→全般→デバイスの状態 」には、「このハードウェアのデバイス ドライバの前のインスタンスがまだメモリ内にあるので、デバイス ドライバを読み込むことができません。 (コード 38)」みたいな(※)ことが書かれている。

なぜ、「みたいな」と表現したかというと、はっきりとは覚えておらず、バグ時にメモを取っていなかったから、bing でキーワード「前のインスタンス ドライバ」で検索し、それっぽいのが書かれてあるサイトからコピペしたからである。確か、この文言だったはずだが、コード 38 ではなかったかもしれないし、全体的に正確性に欠ける。

解決方法

さて、この状態に陥ってしまうと、PC を再起動するしか解決方法を知らない。今後、もし、このバグが頻発する状態と長くお付き合いすることになるとしたら、何かいい方法を見つけ出したいものである。

動画が再生できなくなることがある

では、次のバグ「動画が再生できなくなることがある」について説明する。

これは、文字通り、動画が再生できなくなるのであるが、具体的には、ニコニコ動画YouTube という、ブラウザで開いて FlashPlayer で再生するものと、デスクトップアプリ VLC MediaPlayer で再生するものである。再生ボタンを押しても、ちっともシークバーが動かず、画面は固まったままだ。(一応、シークバーを手動で動かしてみると、その時点でのコマが静止画で表示されはする。)

解決方法

このバグの解決は簡単で、US-122mkII の USB ケーブルを PC から抜いて、刺しなおすと直る。

追記

同月19日に、USB ケーブルを刺しなおしても直らないことがあった。この解決には、USB ケーブルを抜いてから PHANTOM スイッチをオンあるいはオフにしてから再び刺しなおすという方法でうまくいった。(数秒間に何度も抜き刺ししつつスイッチもガチャガチャと弄っていて、正確には覚えていない。)

補足

このバグは、US-122mkII の機能に問題が出るものというよりは、関係ないところがイカれるものであるが、USB を抜き刺しし直すと直ることから、原因の全てが US-122mkII にあるとは限らないが、相関はあるのであり、とりあえずは US-122mkII のバグとしている。本当の原因が他にあるのかもしれない。

アップデートに期待

US-122mkII の製品サイトを見ると、「この製品は生産完了になりました。 後継モデルはUS-2x2です。」と目立つように表示されており、もしかすると、サポートが切られてドライバ更新がなくなるかもしれないという不安を覚えている。

もしそうなれば、希望は Windows Update だけになるわけだが、TASCAM によるドライバ・ファームウェア更新もあったほうが心強く、両方に期待せざるをえない。

また「システム ファイル (.dll) を開こうとしています」が見たい

DLL (などの オペレーティング システム ファイル) について、アイコンや関連付けを元に戻す方法を以下に示す。

結論: レジストリ キー HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FileExts\.dll\UserChoice を削除する

環境: Windows 10

せつめい

DLL ファイルを開こうとすると、以下のようなダイアログが出る。

システム ファイル (.dll) を開こうとしています

これらのファイルはオペレーティング システムやいろいろなプログラムで使われています。これらを編集したり変更したりするとシステムに悪影響を与える可能性があります。

アプリを表示 ↓

[ OK ]

ここで、「アプリを表示」をクリックすると、アプリの一覧が表示され、アプリを選択後、「常にこのアプリを使って .dll ファイルを開く」にチェックを入れて「OK」すると、DLL のアイコンはそのアプリのものとなり、そして二度とはこのダイアログを見ることができなくなってしまう。

そこで、レジストリ エディタ (regedit) を開き、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FileExts\.dll\UserChoice を削除することにより、関連付けが解除され、開こうとすると、再びダイアログを拝めるようになるのだ。

ただし、アイコンの表示については、キャッシュが効いていて、すぐには元に戻らない。DLL ファイルのプロパティを見てみると、内部的には元のアイコンに戻っていることが確認できるので安心しよう。

関連付けのここらへんの振る舞い・レジストリの仕様は、XP 時代からだいぶ変わっているようで、HKEY_CLASSES_ROOT\.dllHKEY_CLASSES_ROOT\dllfile の設定による影響を圧倒的に弱体化してしまうほど、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FileExts\.dll は強力なのである。