京騒 2

アニメ京騒戯画 2 話を観た。またしても謎多き回だった。時代は、未来のお話。1 話の最後にやってきた異世界人が、やってくる前にどうしていたかというエピソードが綴られている。しかしながら、そのまま 1 話の最後につながるのではなく、それ未満であった。それぞれの登場人物が、どういう位置付けにあり、どういう関係なのかが明示されない。会話から汲み取って、いろいろと想像するしかない。

しかしながら、完全に煙に巻いているというわけでもなく、幾らか 1 話に登場した人物の名前は出てくる。話についていけなくなりそうな頃に、1 話に出てきた絵の世界「鏡の都」というキーワードがそっと出てきて、少しわかりかける。

次回 3 話では、ストーリーが過去に戻る。1 話には、「過去」と「現在」という 2 つの章が含まれていたが、3 話は、1 話の「過去」の続きである。

現在、以下の時代が既出である。

  1. 過去
  2. (不明)
  3. 現在
  4. (不明)
  5. 未来

分かりやすい物語は、過去→現在→未来と流れていく。京騒戯画では、過去と現在と未来が小出しにされていて、その 3 つの間にミッシング・リンクが存在する。だから、物語の全容が不明なのである。

次回 3 話では、過去から現在にかけてのエピソードが展開される。これによって、以下のようになる。

  1. 過去
  2. 過去 2
  3. (不明)
  4. 現在
  5. (不明)
  6. 未来

過去につづいて、過去 2 が判明するため、ぐっと理解が深まるだろう。もちろん、過去と現在の間のすべてが語られるとは限らないため、(不明) な部分は残りうる。

もしかしたら、この作品は、こうした、飛び飛びの時間構成でなくなったら、一気につまらなくなるかもしれない。