新アニメ感想 (アブ,ミル,美男,神様,デス)

アブソリュート・デュオ

ミルキィホームズ

美男高校地球防衛部LOVE!

バカギャグ。前半はつまらないが、後半、敵と戦闘を始めて面白くなる。戦隊モノだが、彼らに正義感はなく、むしろ冷めており、戦闘中なのに、戦略でなく、別の視点の会話をする。全員がそうなので、一人くらいは真面目に戦ったりして、キャラに大きく個性差を付けたほうが、より面白くなるだろう。なかなかウザいアニメだが、まあまあ笑えた。

神様はじめました

OP がいい。前半は騒がしく、死ぬほどつまらないが、テンポよく進み、さまざまな絵が見られて、お得感がある。後半は、不穏な展開となって、おもしろみが出てくる。ちびキャラがかわいく、謎の幻想的な明るくあたたかな空間を主人公と共に駆けていくシーンは、オリエンタルな BGM と相まって、美しかった。風の旅ビトを思い出す。ED も素晴らしい。

デス・パレード

世にも奇妙な物語のよう。仄暗い雰囲気で、静かに進行する。ホラーで、サスペンス。現実の延長線上にある、不可思議な世界に迷い込んだ人たち。死が迫った人々の心情をリアルに描き、人間の醜さをフィーチャーしている。絵が美麗。皮膚の下に骨と肉がある、というのが分かるほど、よくできたデッサンだ。俯瞰が多く、遠近感を誇張した漫画的表現がうまい。笑わせるシーンが一瞬もない、酷いアニメだ。一話完結型のようでいて、バックグラウンドも進行している。

つづく